ピンクの宇宙、消滅。


心斎橋、以前ここにはソニータワーが建っていた。
2001にリリースした記念すべきデビュートラック「Cosmic pink」をリミックスで再びリリースしないかとドイツのレーベルから提案があった。何のこだわりもなく、ただデーターを探すのが面倒くさいと思ったぐらいでOKした。当時、レコーディングにはA DATというレコーダーを使っていた。(今でも生音はコレを使っている)メディアはS-VHS。ストックケースから引っくり返して100本ぐらいある中からCosmic pinkの1本を汗だくになって探した。しかしその1本を見つけだすことができなかった。もしかしてとミキサーの脇に置いてあったワークテープがその1本だった。ワークテープというのは、もう使うことがないだろうと、作業の仮音なんかを収録する、いわばおさがりテープなんだけど、まさかまさかCosmic pinkのテープを使っていたとは。これには注意不足というか、Cosmic pinkはリリース時に決めたタイトルで、そのテープには仮のタイトルがクレジットされてて、うかつにもワークテープにしてしまった。まぁ、あってはならないことです。レコーディングシートは残っていて、97/5/20にレコーディングしている。いまからもう12年前になるのか。祈る気持ちでチェックしたけど、その祈りも空しく見事にかってのトラックはすべて消去されていた。しかしそれもまた運命なのだ。受け入れるしかない。かろうじて、当時、ミックス違いはDATに残してあったので、それ使おうっていうか、それ使うしかない。
ここ数カ月、トラック整理に追われている。Dugsoul名義で制作したのは30数曲、そしてそれらのリミックスが50数曲、トータルで80トラックあることが判明。そのすべてを1曲づつリマスタリングしていっている。あまりに広がり過ぎてまとめようがない。これらのトラックたちを何とか1トラックでも多くリリースするために、考えたプランが、ひとまず、アルバムリリースを棚上げにして、EPでリリースしていく作戦に変更しようと思う。それもまた考えただけで気が遠くなりそう。根気良く、俺。総まとめ。
peace