何も正解ではない。何も間違ってもいない。


ほんとは僕が思い計ることではない。今年の初めに、Moleの系列のダンスレーベルからHouseのトラックをリリースしてもらおうとトラックをアップロードした。しかし、返事は「Moleからリリースしたい」とメールが届いた。それを僕は「そのトラックはMoleらしくない」と断った。いま思えばMoleらしさ、みたいなことはアーティストの立場である僕が考える必要はなかったのかも知れない。でもその時はそう考えた。そしてSoul eyesだ。先日、最終的なクレジットなどの確認作業のメールを返信するタイミングで、僕は「Soul eyesのリミックスを加えてくれ」と、新たにリミックスを5トラック、アップロードした。リリース間際に、アーティストからの突然のリクエストにMoleは「ベストを尽くす」と返事をくれた。リリースは延びるかも知れない。可能性があるならそれでもかまわない。もともと僕の音楽人生は急ぐ旅ではないのだ。
peace