What。


手巻きがうまい。毎日、コーヒー&シガレットだ。タバコがどんどん美味しくなっていく。これは世間の流れとは逆だ。今日、難波の古本屋で「タバコの歴史」を買った。
ヨーロッパでアメリカで音楽から抜け出そうとしているアーティストたちがいる。それはシンクロニシティのようなものを感じる。ジャズでもなくラウンジやチルアウト、アンビエントといったカテゴライズからの脱却だ。それは今は仮に「What」と言っておこう。世界のどこかで同じような考え、アイデアが生まれ、何かが世界で始まろうとしているのは間違いない。これは予感なんだけど。アマチュア、プロの垣根がなくなり、メジャーやマイナーの区別がなくなり、アンダーグラウンドは新たなスタンディングポジションを求め、さらにアンダーグランドへと深く潜る。
moleも何かが大きく変わっているみたいだ。今は過渡期なのか、過ぎて振り返った時にわかるだろう。

Caribbean Wellness Moods (20 Caribbean Flavoured Chillout Tunes)
http://www.humpty.de/?id=47&aid=26355&setDC=&lang=en
AromaとStep To Next Aruite (Original Mix)の2トラック収録。

peace

北堀江画廊。

今日は雨。少しでも気分が明るくなればいいかなと思って白い靴を履いてスタジオに向かった。僕は前回の引越しをどうしてたのか、日記を読み返した。それは2007年7月17日の今日と同じタイトルの日記だ。進歩がないというか今回と同じようにカセットテープのことを書いていた。「そしてクローゼットの奥に大量のカセットテープを発見。QOOでDJした時の同録のミックスやいろいろ。古くは中学時代のものも。そんな中、つい聴きたくなったのが7年前ぐらい前に、いまはなき伝説のお店、北堀江画廊でギターの弾き語りライブをやった時のテープ、出て来た」と。ただ前回と違うところは、聴き直すことなく、処分したことだ。そして北堀江画廊でライブをした時の写真が出てきた。

たぶん、リハーサル中。ビールを飲んでいる。

本番。弾き語りをしてる。
peace

カセットテープが消えた。


防音のことや引越しの段取りをあれやこれやと考えている。めんどくさいと思ったらだめだ。あとはできるだけ必要のないものをどれだけ処分できるか。クローゼットをチェックして少しずつ処分している。不思議なものだ。モノはできるだけ増やさず、毎回、引越しの度に荷物は軽くしてきたつもりが減らない。その中には要らないことはないが処分にまで至らないモノがある。たとえば、カセットテープ。「いつか聴きたくなる時があるだろう、思い出なんだから残しておこう」とずっと捨てないでいた。いや捨てられずにいた。中高校時代、当時、自宅で2台のカセットデッキを使って多重録音した曲とか、教室でライブレコーディングしたテープとか、あとFUNK GOGO BANDのスタジオレコーディングしたテープとか、FM OSAKAの僕が構成したり出演してたりした番組の同録テープ、そして90年代に制作したデモテープ、ミックステープなどなど、数にしてちゃんと数えたわけではないが200本以上。今までにも引越しの度に捨て続け最後に残った200本って感じ。とは言えカセットテープだからそんなにかさばらないし、邪魔にはならないだろうとクローゼットの奥にしまい込んでいた。しかし今里に引越して以来、3年数カ月、今日まで一度もそのカセットテープを入れた箱を開けたことが無かった。思った。もうこれから先も聴くことなんてないだろう。今回の引越しでカセットテープというメディアは完全に僕の前から姿を消した。ベランダの紫陽花が枝から芽を出した。春はそう遠くではないだろう。
peace

雪ニモマケズ。


昼過ぎ、やけに寒いなと窓の外に目をやるとチラホラと雪が降っていた。どうりで寒いはずだ。いつもより一枚多く、上着を着込んでスタジオに向かった。その後も雪は降やむことがない。薄らと外は雪化粧を始めた。スタジオでオイルヒーターを一番強くしても寒い。風呂に入った。湯ぶねに足を入れるとジーンとした感覚が走った。ゆっくりと冷えた体を温めた。解けていくような、広がっていくような感覚が気持ちいい。先日、今里の商店街の古本屋で買った文庫本を読む。沢木耕太郎の「バーボンストリート」。
引越し会社を調べようとインターネットの「価格カイド」で検索した。住所や連絡先など、やけに入力するところがあるなと、何かイヤな予感がしつつも登録。僕は必要事項を入力したら見積もりの一覧が次のページでディスプレイされるか、メールで届くと思っていた。すると5分もしないうちに一斉に数社の引越し会社が直接、僕の携帯電話を鳴らし始めた。いちいち面倒だ。3件目の引越し会社の頃には僕は相当、機嫌が悪く「誰が電話をかけてこいって言った」と気の毒に僕にかなりの勢いで怒鳴りつけられた。でも、そうして携帯の番号や現住所、新住所などの個人情報が流失してるのかと思えば気味が悪い。そんな中、ある引越し業者はインターネットを新規契約すれば引越し料金をタダにすると言ってきた。へぇー、そんな商売もあるのかと思った。それから気になって今までインターネットの契約なんて何でも良いと、あんまり考えもしなかったが、調べてみると継続はメリットが少なすぎるしブロバイダー料とか知らないと損したり、無知を手玉に取り、契約したら最後、古い顧客は何の恩恵もなく正直者がバカを見るシステムなんだと分かった。常に新規を獲得しないと崩壊してしまうオカシナ世界だ。
peace

手巻き。


大阪は今朝、積もりはしなかった雪が降った。それでも阪神高速は全線通行止めになったらしい。昼前に自宅から難波まで歩いてアメリカンスピリットの手巻きを買いに行った。昨年の秋のタバコ値上げ前ごろから節約になるだろうと思い、この手巻きにした。でも、実のところ本当に節約になっているのかは疑わしい。そして手巻きを置いているタバコ店もほとんどなく、わざわざ買いに行かなければならないし、いちいち巻いて吸わなければならず、持ち運びも不便だ。めんどくさくなって結局、紙巻に戻るかと思っていたら、これが案外、続いている。この「わざわざ」とか「いちいち」が面白い。最初は巻くのがめんどうと思ってローリングマシンを使っていたが、今はまた手で巻いている。理由は手で巻いた方がおいしいから。マシンを使うとタバコの葉が詰まり過ぎる。手巻きだと煙が柔らかくっておいしい。あと保湿剤にバナナやみかんの皮やレモンを入れたりしている。乾燥してくると味が辛くなってくるのだ。あと、コストを下げようと思えば、比較的安い手巻きドミンゴの葉を自分で適量、ブレンドしてもいいかも。そんな手巻きのタバコをすいながら、ここ数日、新スタジオのレイアウトを考えていた。苦心の末、だいたいプランがまとまった。限られたスペースの中で、あとはソファをどうするかだ。昼寝できる感じの大き目のソファがいいな。まぁ、ほんとに若干だけど新スタジオは広くなる。曲作りにおいて一番気分転換になるのは制作環境を変える、なのだ。そして機材を見直すいい機会でもある。
peace